【アメリカJCC】ボッケリーニ加速ラップで好調キープ
公開日:2024年1月17日 14:00 更新日:2024年1月17日 14:00
ボッケリーニはチャレンジC②着後にミニ放牧を挟んで調整。ここまでCウッドの長めから併せ馬でびっしり負荷をかけて調整されてきた。
今週はCウッドで単走の上がり重点。6F86秒1―37秒9をマークしている。ケイコではムラっ気のあるタイプだが、最後まで集中した走りでラスト2Fは11秒8―11秒6の加速フィニッシュ。順調に仕上がってきた。
ショウナンバシットは1週前に追走して1F11秒3で2馬身先着と活発な動き。今週はリードホース役を務め、6Fから徐々にラップを上げていき、ラスト1F11秒6。最後は相手に合わせる程度で、追えばもっと切れたイメージだった。気持ちも乗っており、動きは目につく。
カラテは坂路4F54秒8、ラスト2F24秒8―12秒1をマーク。大外をゆったり走らせるいつもの調整パターンで、ダイナミックなフォームはこの馬の好調時のもの。ゴール前は見た目以上の時計で、それだけフットワークに伸びもあった証拠だ。ここを目標にしっかり仕上げてきた。
マイネルウィルトスは坂路4F53秒0、ラスト2F24秒5―12秒1。道中は楽な手応えでラストを伸ばす形。動きに切れがあって時計以上に俊敏さを感じさせる内容だった。2走前のアルゼンチン共和国杯②着、そしてステイヤーズS③着と好走続きも納得の気配である。
美浦では秋華賞⑤着以来のモリアーナがウッド単走で6F78秒4―37秒4の好時計をマーク。テンから小気味よく飛ばして速めのラップを踏み、ラスト1F12秒0でまとめた。武藤師は「気が入ってるから、速くなっちゃって」と苦笑い。「状態はいつもいいんだけど、さらにアップしている。序盤で折り合いさえついてくれれば」と続けた。
ラーグルフはウッドで併せ馬。古馬1勝クラスを追走して、直線は内から楽な手応えで頭先着の6F84秒5―38秒1、1F12秒2をマークした。宗像師は「先週しっかりやっているので、けさはサラッと。馬なりでしたが、自らハミを取って追えば伸びそうな動きでした」と好感触だ。さらに「昨年の夏場は暑かったせいか、思うように状態が上がらなくて。疲れもあったので毎日王冠を使うのをやめました。立て直していい状態になっていますよ」。
チャックネイトはウッドの併せ馬で道中は1馬身追走。直線は内に併せた。馬なりのまま重心をグッと下げて、力強い伸びで1馬身先着。時計は6F82秒8─36秒7、1F11秒6。アルゼンチン共和国杯③着以来でも体に太め感はなく、気合乗りも上々。態勢は整っている。
サンストックトンは中山金杯を除外されて2週スライドとなったが、その分、乗り込みも進んで状態は上向いている。けさはウッドでウインカーネリアンを誘導して直線は内へ。力強い脚さばきで併入した。時計は5F70秒0─39秒1、1F12秒0。鹿戸師は「出走を待たされたけど、いい状態をキープできているよ。オープンに上がってからの前2走は、いずれも力を出しきれてない。GⅡで相手は強いが、スムーズな競馬なら」と反撃に期待していた。