本年もよろしくお願いいたします。競馬場でも読者の方に声を掛けられる機会が増えてきただけに、より精度の高い情報や予想をお届けできるよう邁進していきます。
【中山11R・中山金杯】 年頭の定番となっている中山金杯だが、リピーターがよく来ることでも知られている。
アドマイヤフジが①①着、ウインブライトは①②着、ウインイクシードは②③⑥着など、近20年で5頭が2度以上、馬券に絡んでいる。
昨年からは②④⑤着馬の3頭が参戦。狙うのは④着だったアラタだ。
勝ち馬から「鼻+頭+首差」でタイム差なしの大接戦。噛み合わせひとつで勝っていても不思議ではなかった。
ここまでオープン特別を2勝しているものの、重賞勝ちはまだ。とはいえ、GⅡ札幌記念④着を筆頭に掲示板入りは5回も数える。
掴めそうで掴めない重賞タイトル。だが、今回は仕上がり具合がいい。
12月7日に帰厩した時点で前走より雰囲気が良く、そこからここまで8本と攻めた調整を消化してきた。
「動きは抜群ですし、デキだけはどの馬にも負けないと思うくらいですよ」と田中助手も状態には太鼓判を押す。
今回の鞍上は横山和。父と弟が奪取できていない重賞タイトルをここで掴みとる。
馬とは関係のない家庭環境で育った。ただ、母親がゲンダイの愛読者で馬柱は身近な存在に。ナリタブライアンの3冠から本格的にのめり込み、学生時代は競馬場、牧場巡りをしていたら、いつしか本職となっていました。
現場デビューは2000年。若駒の時は取材相手に「おまえが来ると負けるから帰れ!」と怒られながら、勝負の世界でもまれてきました。
途中、半ば強制的に放牧に出され、05年プロ野球の巨人、06年サッカードイツW杯を現地で取材。07年に再入厩してきました。
国枝、木村厩舎などを担当。気が付けば、もう中堅の域で、レースなら4角手前くらいでしょうか。その分、少しずつ人の輪も広がってきたのを実感します。
「馬を見て、関係者に聞いてレースを振り返る」をモットーに最後の直線で見せ場をつくり、いいモノをお届けできればと思います。