ドバイを制した力はこの中でも一枚上
今年の東京大賞典は9頭立てと例年よりも少ないが、メンバーは充実している。
何と言ってもドバイワールドCを制したウシュバテソーロが出てくるうえに、今年のJBCクラシックで①②着したキングズソード、ノットゥルノも参戦。さらにチャンピオンズCでラストの伸びが凄かったウィルソンテソーロ、南関東の3冠馬ミックファイアも。先日の有馬記念と同様に、上位はどこからでも買えるメンバー構成だ。
本命はドバイワールドC馬ウシュバテソーロ。
昨年4月にダートに路線変更。以降は9戦7勝の凄い成績だ。
JRAのオープン競走であるブラジルC、カノープスSを連勝した勢いで、昨年のこのレースを勝利、年明けに続く川崎記念も制すると、ドバイワールドCも直線一気。ダートのこのレースを日本馬が制したのは初めてのことで、あらためてダートでも日本馬が強くなったことを思い知らされた。
帰国初戦の日テレ盃も楽勝し、再び海外へ。ただ、さすがにBCクラシックはテンの流れがあまりにも速く、勝手が違ったか。それでも⑤着なら健闘と言えるし、日本でナンバーワンの評価は変わるものではない。
大井はJBCの開催から白い砂に替わり、以前よりも時計を要するようになった。だが、この砂自体はすでに船橋の日テレ盃で経験ずみ。海外帰りでも、ここまでウッドで軽めを含めて5本の時計を出し、20日(水)、24日(日)には1F11秒6をマークしている。力は出せると判断した。
相手本線はJBCクラシックの圧勝ぶりを買ってキングズソードに。こちらも大井が合うのは間違いない。
▲は前走の脚が凄かったウィルソンテソーロ。
ここまで7戦全勝のミックファイアは、今回が初の古馬との対戦。それでいて、斤量差が1キロというのは決して楽ではない。4番手の「注」とした。