【有馬記念】主要のGⅠ3競走を分析(天皇賞・秋)

公開日:2023年12月18日 14:00 更新日:2023年12月18日 14:00

展開を考えれば②着ジャスティンパレスはハマった感も

 今年の天皇賞・秋もレースラップは速かった。

 ジャックドールがハナをたたいて前半5F通過は57秒7。昨年逃げたパンサラッサの57秒4と0秒3しか違わない。

 ただし、レース全体でみれば展開は異なってくる。

 昨年は1頭だけが速かったが、後続は大きく離れて2番手以降は実際は平均~スローペースに近い流れ。パンサラッサ以外は瞬発力勝負だった。

 それが今年は大逃げという形ではなく、イクイノックスをはじめ、好位勢はそれほど離されないままの追走。各馬が速めのラップを刻んでいた。

 3番手から1分55秒2のスーパーレコードで抜け出したイクイノックスは別格だが、苦しいのは早めの好位勢。特にドウデュースは3月のドバイ以来でもあり、力む面があっての4角4番手だから厳しい。最後は伸び脚を欠いての⑦着どまりも致し方なしか。

 一方、ジャスティンパレスはゲートが決まらずに道中は置かれ気味。逆にこれが脚をためるいい形になったか。好位勢の脚が上がる中、直線で鋭伸しての②着は、展開をうまく味方にできた好走ともいえよう。

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