【チャンピオンズC】テーオーケインズ花道飾る

公開日:2023年11月30日 14:00 更新日:2023年11月30日 14:00

一昨年は6馬身差の圧勝劇

 テーオーケインズに注目だ。

 一昨年は帝王賞で3馬身差、チャンピオンズCで6馬身差をつけて、地方、中央と2つの大レースを快勝。最優秀ダートホースに輝いた。

 昨年も59キロを背負った平安Sを2馬身半差で押し切ると、JBCクラシックでも2馬身半差の快勝で3つ目のビッグタイトルを手にした。連覇がかかったこのレースは④着までで、その後も先頭ゴールはない。とはいえ、川崎記念②着、ドバイワールドC④着、帝王賞③着、JBCクラシック③着と必ず上位には食い込んでいる。

 前走後はミニ放牧を挟んで調整。すこぶる順調に乗り込まれ、先週は松山が手綱を取り、びっしりと追われてCウッド6F82秒2―36秒3、1F11秒5。今週もやはり松山が乗り、坂路4F53秒1―12秒3と伸びのある動きを見せた。

 友道助手は「ダメージもなく、すごくフレッシュな状態で帰ってきました。前走時は変にケイコで折り合っていた感じがあったけど、普段の調教でもグイグイと行きっぷりがいい。体もいい意味で締まってきた。上積みが見込めます」と話す。

 昨年のこのレースや2走前の帝王賞ではスタートがイマイチだった。それが前走はゲートをしっかりと出ると、2番手からの競馬ができていた。敗れはしたものの、収穫はあった。

「前走はいい感じで好位につけたけど、あの時に大井のパワーを要する馬場が合わなかったです。時計は速い方が合っている。あとはヨーイドンになるよりもペースが流れてくれた方が持ち味が生かせると思います」

 年内で引退し、種牡馬入りが決定している。花道を飾りたい。

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