【チャンピオンズC】レモンポップ統一目指す

公開日:2023年11月28日 14:00 更新日:2023年11月28日 14:00

南部杯に続いて驚愕の走りを

 レモンポップの走りに注目が集まる。

 今年の前半戦は根岸Sで初タイトルを手にすると、フェブラリーSを力強く押し切り、GⅠウイナーに輝いた。続くドバイ遠征は⑩着に敗れたが、これが尾を引くことはなかった。

 秋は南部杯から始動した。3枠3番からハナへ。道中はリズムのいい走りでレースを引っ張った。4角を回る時には後続に3~4馬身差をつけており、直線ではさらに引き離す一方。2秒差の圧勝劇だ。

 田中博師は「フェブラリーSを勝ったので多くの支持をいただいていました。でも、こちらとしては成長を遂げてきたなと感じてはいて、そこの期待はあったけど、やはり距離の不安は思って臨んでいました。正直、半信半疑で見ていたレースなので、ちょっと驚きしかなかったです」と話す。

 前走後は1カ月弱ほどの放牧を挟んで調整。順調に乗り込まれ、先々週水曜にはウッドで7Fからの併せ馬を消化している。そして、先週木曜は坂井が栗東から駆け付けて7F96秒6―37秒9、1F11秒7。馬なりで半馬身先着した。

「長めから追い切りました。前走時くらいから脚元も少し固まってきたので、少し負荷を。迫力のある動きでまとまりもあるけど、走りのバランスはまだ改善させなければならないところも。千八を走り切るには不安な点ではあります。どんなレースになるか、かなりのチャレンジに。この内容で今後が変わってくると思います」

 追い切りに限らず、普段の調整から長めを走れるように取り組んできたとのこと。南部杯では陣営も驚くほどの走りを見せた。さらに距離をこなし、ダート界の統一となるか。

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