【マイルCS】京都で持ち味の末脚が生きる ジャスティンカフェ一発あり
公開日:2023年11月16日 14:00 更新日:2023年11月16日 14:00
ジャスティンカフェが大駆けムード。
年齢を重ねつつ、着実に力をつけている。3歳時には新馬と1勝クラスを制した。4歳の前半には小豆島特別、湘南Sを連勝してオープン馬となり、昇級初戦のエプソムCは④着。後半戦は毎日王冠で、レコード勝ちしたサリオスの半馬身差②着と健闘。続く初GⅠ挑戦のマイルCSは0秒4差⑥着だった。
5歳の今年は東京新聞杯④着、ダービー卿CT②着と着順を上げ、エプソムCへ。いつもの後方待機策を取り、直線では鞍上のアクションに応えて、グイグイと伸びた。まとめてかわし去り、重賞ウイナーの仲間入りを果たしている。
夏場は充電に充て、同じローテーションで秋初戦は毎日王冠に向かった。しかし、ここは0秒5差⑦着だった。
「道中はいいリズムでしたが、この馬らしい脚は使えなかった。例年にない暑さのためか、進めていく過程でいつもより収まりがつき過ぎていたのが良くなかった気がします」(安田翔師)
中間はすこぶる順調。先週金曜は坂路4F50秒6―12秒3。今週水曜は新コンビの坂井が手綱を取り、併せ馬でCウッド6F82秒7―37秒4、1F11秒6をマークしている。
「調教でうるさいしぐさが出てきたのはいい方にとらえています。気温も下がり、使った後の方が雰囲気がいい。後ろからいく差し馬が届いているし、今の京都は合いそうです」
これまでの16戦中、今年のエプソムC①着、昨年の毎日王冠②着など9戦で上がり3Fは最速だった。2番目だったことも昨年のマイルCS⑥着など4回ある。末脚炸裂となるか。