先週のＣウッド自己ベストに続き今週は坂路１Ｆ11秒５

最後まで馬なり（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　秋初戦の毎日王冠は初の古馬相手ながら重賞を制覇し、目下４連勝中。その後は１０月２７日まで放牧を挟んでケアし、帰厩後は好走の反動もなく、順調そのものだ。先週はＣウッドで６Ｆは７９秒２の自己ベスト。ラスト１Ｆは１１秒４である。

　ここまでしっかり仕上げている分、今週は坂路で馬なり調整。それでも動きは圧巻だ。道中はスピード感、そしてパワーも感じさせる四肢がよく伸びたフットワークで、ラストは実に俊敏。楽に１Ｆ１１秒５だから驚く。４Ｆは５３秒７。まともに追えば全体時計もまだ詰まっていただろう。

　馬体の張りは目立ち、毛ヅヤも文句なし。毎日王冠時にもある程度のデキにはあったが、使ってさらに上昇。ピークの状態といっていい。

○…追い切りに騎乗した西村淳は「陣営からは“毎日王冠の時と同じような調教をしてほしい”とのオーダーでした。前走時もいい状態でしたが、きょうもパワフルな動きでしたよ。何も言うことがないですね。状態は前走以上だと思います」と上積み大の口ぶり。「もとからすごく能力が高いので大きくは変わっていませんが、筋肉量は増えてきていますね。操縦性が高く、勝負根性もある。凄いメンバーが揃いましたが、常に一生懸命走ってくれる馬。期待に応えたいです」