【みやこS】重賞初V狙うアイオライト

公開日:2023年11月2日 14:00 更新日:2023年11月2日 14:00

千二~二千まで異色の距離適性

 アイオライトが重賞初制覇を狙う。

 これまで勝ち星を挙げているのは千二、千四、千七、千八。さらに、二千メートルの浦和記念でも③着している。

「これだけ幅広くダートで走れる馬はいないでしょう。要は自分の形になれるかなんだよね」

 武藤師もそう話すように、異色ともいえるほど距離の融通が利く。

 今回は千二の北海道スプリントC②着から千八への距離延長になるが、この馬にとってはそう驚くことではない。

 このレースは2年連続の参戦。⑮着に敗れた昨年のリベンジもかかる。

「去年は阪神だったし、インで押さえさせてゴチャゴチャした競馬。ああなるとダメだね。今年は京都なのはいいので、外めでスムーズな競馬ができれば」

 距離こそ違えど京都だった前々走の栗東Sは好位の外めから前をつかまえにいく形。ラストは後続を離す一方で7馬身差の圧勝だった。とにかく自分の競馬さえできれば無類の強さを発揮する。

 ここを目標に仕上がりも文句なし。水曜は坂路でしまい重点だったが、併せ馬で反応良く伸びて2馬身先着。1F12秒4を馬なりでマークした。さらに、涼しくなってきたことによる体調面のアップも見込める。

「先週、1F12秒2でかなり負荷がかかっているし、京都への輸送もあるからね。もともと冬場の方が柔らかくて、良績がある。今回も体のツヤ、張りが良くて、見た目からいいよ」

 これまでリステッド3勝に加えて、交流重賞で②着2回、③着1回の実績。自分の形に持ち込めれば、そろそろ初重賞タイトルに手が届いてもおかしくない。

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