ブリーダーズカップデーに9頭参戦
公開日:2023年10月26日 14:00 更新日:2023年10月26日 17:27
ラヴズオンリーユーがBCフィリー&メアターフ、マルシュロレーヌがBCディスタフを制覇したのが2年前。その21年はカリフォルニア州のデルマー競馬場が舞台だった。今年のブリーダーズカップデーは、同じカリフォルニア州のサンタアニタパーク競馬場だ。西海岸の場合、輸送距離が日本から比較的近いこともあり、今年は9頭が海を渡った。
3、4日と2日間で行われ、JRAによる海外馬券発売があるのは4日の4鞍。BCフィリー&メアターフにはウインマリリン、BCマイルにはウインカーネリアンとソングライン、BCターフはシャフリヤール、そしてBCクラシックにはウシュバテソーロ、デルマソトガケが出走する予定になっている。
他にも馬券発売のないレースでは3日のBCジュベナイルにエコロネオが、4日のBCフィリーメアスプリントにはメイケイエール、BCターフスプリントにはジャスパークローネが名乗りを上げている(出走するレースは変更になる可能性あり)。
中でもソングライン、シャフリヤール、ウシュバテソーロにはかなり期待が高まるが、問題は米国との時差だ。テレビで観戦するのも相当な覚悟が必要になる。
4日のBCフィリー&メアターフは現地では昼の12時10分発走(いずれも予定)だが、日本では5日の午前4時10分。BCマイルが5時30分で、ターフは6時50分、クラシックは7時40分となっている。ターフ、クラシックはいいとして、フィリー&メアターフは早朝というにはあまりにも早い時間だ。
また、このBC4鞍は馬券を買うのもかなり大変になるかもしれない。
というのも「補欠馬繰り上がり」のルールがあるから。発売対象となる各レースの出走可能頭数は14頭だが、日本時間10月31日(火)に行われる出馬投票で出走可能頭数を上回る投票があった場合、最大4頭までが「補欠馬」として取り扱われる。以降、補欠馬繰り上がり期限(日本時間11月5日、日曜の0時0分)までの間に出走取り消しが発生した場合、補欠馬の上位馬から順次繰り上がって出走することができるのだ。
この場合、インターネット投票の発売開始は5日の午前1時30分からになる(0時30分に繰り上がる可能性あり)。となれば、フィリー&メアターフの発走まではわずか2時間40分しかない。
馬券を買ってから仮眠を取るか、それとも……。
ただ、3日(金)までに発売4競走の補欠馬がゼロになった場合は4日(土)の午前7時から発売に、4日正午までにゼロになった場合、同日19時30分から発売となる。多くのファンが馬券に参加するため、補欠馬が早くにゼロになることを祈るばかりだ。