【小倉2歳S】今村とのコンビは魅力 セイウンデセオ今度は差し
公開日:2023年8月31日 14:00 更新日:2023年8月31日 14:00
セイウンデセオに注目したい。
夏小倉の開幕日に今村とのコンビでデビューした。3枠4番から押してハナへ。そのまま道中はマイペースで運び、直線に入って追い出されるとまた伸びた。1馬身差の完封劇だ。
吉村師は「ジョッキーが馬場を考えて、意識的に逃げたみたい。あれだけ仕掛けても折り合いがついていたし、センスのいい走りを見せてくれましたね」と振り返る。
この日は芝の平地レースが6鞍組まれており、逃げ馬は3勝、②着1回の好成績を残した。今村は先週までのJRA72勝中、小倉は自身初の重賞制覇となったテイエムスパーダのCBC賞など22勝で最も多い。コースを熟知している鞍上の好判断だった。
前走後は1週間ほどのミニ放牧を挟んで調整されてきた。先週金曜に坂路4F57秒7―13秒7をマークし、今週水曜は強めに追われて52秒7―12秒4。古馬に半馬身先着して好調子をアピールしている。
「イレ込んだ様子はなく、リフレッシュされた感じです。デビュー前のケイコでは、せかすとトモのバランスの良くない走りになっていた。ためた方がいいと思っていたくらい。ハナでない方が脚を使えるのでは」
開幕日とは違った走りで最終日の重賞を締めくくることができるか。興味は尽きない。