2週間の新潟開催で目立った関西馬、川田と西山茂行氏
公開日:2023年8月7日 14:00 更新日:2023年8月7日 14:00
先週までの2週間は暑熱対策で関西圏での競馬がなく、新潟は人馬ともに“東西対抗戦”の様相を呈していた。例年通りというか、やはり目立ったのは関西馬の強さだ。
初日から10勝、7勝、9勝、7勝で計33勝。15勝の関東馬にダブルスコア以上の差をつけた。
近年はアーモンドアイやイクイノックスなどの活躍で大レースでは関東馬が巻き返しているが、層の厚さで関西馬に軍配が上がった印象。今後、このあたりの差が埋まってこそ“西高東低”の解消といえるだろう。
ジョッキーでは川田がさすがの存在感を見せつけた。2週間で10勝をマーク。2位戸崎が4勝だから、これも圧倒的な差だ。しかも〈10314〉で、連対率は・722、勝率も・556と驚異的な数字を残した。
馬主では“ニシノ、セイウン”の西山茂行氏が3勝でトップ。先週日曜は1、2Rを連勝するなど、9頭の出走で1番人気が一度もない中での好成績だった。
また、4日間で行われたメインレースはすべて牝馬が勝利。トータルでの23勝は出走数の差を考慮すれば牡馬よりも優秀で、“夏に強い牝馬”をあらためて証明する結果となった。