坂路で山のように時計を出して今週は４Ｆ51秒１

今週は重賞勝ち馬エヒト（手前）と併入（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　昨年のＮＨＫマイルＣ⑦着から脚部不安で１年３カ月ぶり。それでもそのブランクを埋めるようにしっかりと乗り込んできた。

　ここまで坂路で時計を山のように積んで、今月に入ってからは３週前に４Ｆ５２秒６、２週前が５２秒５。そして先週は５０秒７と速い時計を毎週重ねてきた。

　今週は先行するエヒトを３馬身ほど追いかけてラスト２Ｆ付近で合流。ラストは仕掛けて負荷をかけ、４Ｆ５１秒１、ラスト２Ｆ２４秒２―１２秒１。手応えには余裕があり、追えばもっと時計も出ていたと思える脚色の良さだった。

　坂路で好時計を出す森厩舎といえども、ここ数週の動きは目立つもの。馬体に太め感はなく、張り、ツヤも上々で、仕上がりが進んだ印象だ。

　２歳時には千二でレコード勝ちがある快速馬。直線競馬にも対応できそうなだけに、楽しみな復帰戦となりそうだ。

○…「前を行くエヒトも強い馬。内容は良かったと思うよ」。森師はけさの併せ馬を振り返った。「靱帯を痛めてゆっくりと休ませたけど、予定通り。（１週前の坂路５０秒７に）もっと動くけど、あまりやり過ぎるとね。よく仕上がってますよ」と。続けて「ＮＨＫマイルＣ（⑦着）はあのスタート。出ていたら、もう少しやれたね。速い馬だし、千直も走りやすいはず。まずは無事に走ってくれるのが一番だけど結果が出たらうれしいね」。