【中京記念】調教マル特チェック(コース追い)
公開日:2023年7月19日 14:00 更新日:2023年7月19日 14:05
ウイングレイテスト躍動感あるフォームで1F11秒3
ウイングレイテストB
米子S④着後は短期放牧に出して7月1日に美浦へ帰厩。そして7日に追い切ってから9日に坂路調整ができる栗東へ移動した。1週前、当週と主戦の松岡が騎乗。今週は馬なり調整だが、テンからスムーズな走りで6F80秒9。ラスト1Fで気合をつけると俊敏に反応して、1F11秒3をマークしてきた。躍動感あるフォームで、馬体のシルエットもいい。松岡は「先週は輸送で体を減らしたのであまりやらず。それもあってやりたかったんです。予定通り。かなりいいと思いますよ。前走が7とすれば(今回は)9くらい。体重も戻っています。能力はあると思っているので」と。
メイショウシンタケB
米子S勝ち後は短期放牧でリフレッシュして7月7日に帰厩。9日に坂路で時計を出して、先週水曜日はCウッドで1F11秒5をマークした。今週はそれほど時計を出さない厩舎の調教パターンで6F87秒2と全体時計は地味でも、直線は気合づけ程度で12秒2―11秒3とスムーズに加速。とにかく、軽快なフットワークが目を引いた。前走勝ちの勢いはそのままキープしている。千田師は「(短期放牧で)間隔はあいているけど、2本やれば大丈夫な子。変わらずこれていますよ。最近は洗い場でもうなったりする。これをプラスに捉えたら、自己主張するようになったのかな。どこで走るか分からない馬だけど、自信をつけてきているなら」と前向き。
アドマイヤビルゴB
久々だった新潟の谷川岳Sは⑭着も大敗ショックもなく、気配はいい。中間は友道厩舎らしく、丹念に乗り込んで仕上げを進めて、今週はポリトラックで6F85秒3―39秒0、1F11秒9。最後は時計以上にフットワークに軽さがあって活発な動きをイメージ付けた。6カ月ぶりをたたいて体の張りも増した印象で、上積みも感じる。重賞でも前進を期待していい。
ホウオウアマゾンB
豪州遠征以来でも調整は順調そのものだ。7月1日に栗東へ戻ってからは坂路、コース併用で1週前の併せ馬ではしっかり追われて態勢をつくってきた。今週のCウッド追いは併せ馬。当週もラストは追う熱の入った攻め内容で、6F82秒7―37秒4、1F11秒5。攻め馬はそれほど目立たないタイプだけにこれだけ動けば十分か。馬体、動きに重苦しさはなく、力は出せる状態だ。
ヴァリアメンテ B
昨年8月の小倉以来。そのブランクを埋めるために先月からしっかり乗り込んで、1週前は3頭併せ。上がり重点にびっしり追って1F11秒1を計時していた。今週のCウッド追いは実戦が近づいたことを察知しているのか、ゴール前は自らグッと行く雰囲気でラスト1F11秒6。全体時計は6F85秒3―37秒9。馬体に太め感もなく、ブランクの長さの割には仕上がりが進んでいるイメージだ。
ルージュスティリアB
ヴィクトリアマイル⑩着後は放牧を挟んで先月27日に栗東へ。以降は順調で先週には坂路4F50秒8の自己ベストをマークしていた。ここまで青写真通りで来ているとあって、今週は藤原英厩舎流のCウッドで馬なり調整。それでも5F63秒4―35秒5、1F11秒2。併走相手を楽に追走して最後は併入した。適度な気合乗りがありながら落ち着きもあるのがいい。ここで巻き返しがあっても不思議ではない仕上がりだ。藤原英師は「きょうは前に馬を置いて気分良く走らせるイメージで。いい動きだったと思う。ここに向けていい仕上げになってるね」と納得の体だった。