【函館2歳S】世代初の2歳重賞は波乱傾向 ナナオに妙味あり

公開日:2023年7月13日 14:00 更新日:2023年7月13日 14:00

 函館2歳Sはとにかく一筋縄では収まらない。

 過去10年間で1番人気は〈3106〉。特にここ5年に至っては馬券圏外に終わっており、波乱傾向をますます強める。

 そこで狙い目なのが未勝利勝ち馬だ。

 過去10年で3勝、②着2回、③着1回と6頭が圏内入り。そのうち、1番人気は17年①着カシアスだけ。19年の勝ち馬ビアンフェは4番人気、21年も3番人気ナムラリコリスが世代最初の重賞ウイナーに輝いた。他にも13年②着プラチナティアラ=9人、14年②着タケデンタイガー=11人と伏兵が多い。きらびやかな新馬勝ちに比べて人気の盲点になりがちである。

 今年のメンバーではナナオに妙味あり。

 デビュー戦は5番人気ながら、センスの良さを見せて首差②着。この走りに込山助手は「自分は走れると思っていたよ。栗東で動けていたからね。体が小さい分、人気しなかったのかな(苦笑)」という。

 その言葉通り、次走では後続に3馬身差をつけて順当勝ち。ここへ駒を進めてきた。

 中1週と間隔は詰まっているが、余力十分に勝ち上がったのでダメージはない。水曜はウッドで5F70秒1―40秒9、1F13秒3をマーク。数字自体は目立つものではないものの、馬場の荒れた時間帯でもバランスを崩すことなくしっかり走り切ったあたりに体幹の強さが見て取れた。

「今時期の2歳馬としては完成度が高い。2歳Sなら、勝負になると思ってるんだ」

 込山さんも“やれる”口ぶり。今年もこの馬が波乱を演出する。

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