【宝塚記念】厩舎、鞍上とも魅力たっぷり ジェラルディーナが牡馬を撃破

公開日:2023年6月22日 14:00 更新日:2023年6月22日 14:36

 ジェラルディーナに注目だ。

 斉藤崇厩舎は先週までJRA重賞で17勝をマークしている。とりわけ牝馬の活躍が目立つ。

 20年から21年にかけてはクロノジェネシスが宝塚記念、有馬記念、宝塚記念とグランプリ3連覇を達成した。今年もララクリスティーヌで京都牝馬S、ステラリアで福島牝馬Sを制している。

 17勝中、11勝が牝馬でのもの。牝馬の全重賞成績は〈118937〉で、勝率・169、連対率・292、③着内率・431と信頼性が高い。

 ここのジェラルディーナは昨秋、オールカマーで初タイトルを獲得。勢いに乗ってエリザベス女王杯も差し切り、GⅠウイナーの仲間入りを果たした。続く有馬記念も③着と頑張っている。

 今年は大阪杯⑥着、QエリザベスⅡ世C⑥着と結果を出せていない。しかし、牡馬の一線級相手でも十分やれる力を持っているのは間違いない。

 遠征後は放牧を経て調整。先週は初コンビの武豊が函館から駆け付け、Cウッド6F82秒1―36秒2、1F11秒4で駆け抜けた。

 鞍上は「5Fからペースを上げて、最後までしっかりやってと。その通りにやりました。さすがにいい馬ですね。思ったよりも掛かっていかず、のんびりとしていた。阪神二千二百はGⅠ勝ちの実績があるコース。調教でコンタクトをとったことをレースに生かしたいと思います」と確かな手応えを掴んだ。

 今週は団野騎乗でCウッド5F72秒4―38秒6、1F11秒4を馬なり。仕上げに抜かりはない。

 レジェンドはこれまで宝塚記念で89年イナリワン、93年メジロマックイーン、97年マーベラスサンデー、06年ディープインパクトと4勝。絶妙な手綱さばきで牡馬撃破といきたい。

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