【ユニコーンS】ペリエール帰国初戦も仕上がり不安なし

公開日:2023年6月14日 14:00 更新日:2023年6月15日 09:30

 美浦で朝一番に追い切られたペリエール。ウッドで前を追いかけて6F82秒1―36秒9をマークした。道中は折り合いもつき、直線で馬体を併せてから鋭い反応で1F11秒5。併入した動きに「余力残しで走れましたし、バランスも良かったです」と黒岩師も納得の表情。帰国初戦でも好仕上がりだ。

 ワールズコライドはウッドで2歳馬相手に道中は先行。行きたがるそぶりを見せたが、何とか我慢が利いていた。直線は内に相手が入る形で併走して推進力のある走り。5F65秒0―35秒8、1F11秒2の好時計をマークした。マイルへの距離延長で折り合いは鍵も、仕上がりは悪くない。

 オマツリオトコは最終追い切りも手を緩めず、ウッドで長めから6F80秒6ー36秒9、1F11秒5をマーク。併せ馬で追走し、4コーナーで外に持ち出して十分な負荷をかけた。非常にハードな内容ながらも直線は力強い脚取り。2ケタ着順が続くが、巻き返しの下地は整っている。

 青竜S⑦着だったラフエイジアンはウッドで5F66秒2─36秒5。直線は併走馬と鼻面を併せ1F11秒3。順調ぶりをアピールしている。

 栗東坂路で軽快な動きはカレンアルカンタラ。先週木曜の4F51秒1もパワフルさがあったが、今週はさらに時計を短縮して4F50秒8。ラスト2Fも24秒2―12秒3と上がりもしっかりしていた。前回が間隔があいて成長分ありとはいえ、プラス12キロ。ひとたたきで気配はグンと上向いている。

 同じく坂路ではヘンリーが4F55秒3。時計は地味でも前2週は土曜日に速い時計を出す調整パターンで、先週10日にも4F52秒6が出ており、今週は馬なり調整だから心配なし。大型馬でも、もっさりした感じはなく、素軽さがあったいい攻め内容だった。

 昇竜S勝ちのグレートサンドシーは中内田師を背にCウッドで6F84秒3。馬なりで流したため全体時計は平凡でも、ラスト1Fは11秒5と俊敏だった。先週も1F11秒0と切れ味がとにかく目立つ。高いレベルのデキをキープしている。

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