【2023年にデビューする新種牡馬紹介】⑩ロジャーバローズ 人気は下降気味でも血統は超一流。アッと驚く大物を出すか

公開日:2023年6月13日 14:00 更新日:2023年6月13日 14:00

20年種付け頭数97頭

【現役時代成績】
6戦3勝②着2回(日本)
●主な勝ち鞍 日本ダービー(19年GⅠ二千四百㍍芝)

 ディープ産駒のダービー馬だが、20年の新種牡馬の種付け頭数の順では12番目だからやや出遅れ気味か。それもダービーが12番人気だったこと。その後屈腱炎で引退したため、種牡馬としての評価が分かれているということだろう。

 しかし、母リトルブックの半姉がドナブリーニでジェンティルドンナとは4分3同血の間柄と血統面は超一流。母の父リブレティストは欧州マイル2勝でダンチヒ系のスピードタイプ。実際、ダービー勝ちは2分22秒6のダービーレコードだったからいいスピード持っていたことは間違いない。

 21年87頭、22年68頭と年々種付け頭数が減ってきているが、初年度産駒が父のダービー制覇と同様に世間をアッと言わせる大物を輩出すれば、人気も回復するかもしれない。それだけのポテンシャルは秘めていてもおかしくない良血馬だ。

亀井辰之介

 競馬好きの父親の影響もあり、子供のころから競馬中継を一緒に観戦。最初は父親が馬券を当てるともらえる臨時の小遣いが目当てだったが(ただし、父は穴党だったため、あまり的中した記憶はない……)、ある日、シンボリルドルフといういかにも強そうな名前の馬が、強く勝つ姿に魅入られたのが競馬ファンになったはじまり。
 その後はテレビゲームの競馬ソフトにどっぷりハマり、今までに遊んできた競馬ゲームは数知れず。その時に競走馬の配合の奥深さを知り、血統に興味を持ったのが今の予想スタイルの根幹か。現在でもたまにゲームをたしなみ、好きだった競走馬の産駒を活躍させることが小さな喜び。
 予想スタイルはもちろん“血統”。各馬の血統を分析。得手、不得手を見極め得意条件に出走する時に狙い撃ち! 好配当を目指します。

著者詳細、記事一覧へ

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間