【函館スプリントS】今年も3歳牝馬だ! ムーンプローブ古馬撃破
公開日:2023年6月8日 14:00 更新日:2023年6月8日 14:00
函館スプリントSは過去10年で3歳牝馬が3勝を挙げている。今年のメンバーでは函館芝千二2戦2勝、昨年の函館2歳Sの覇者ブトンドールが主役級だが、ムーンプローブも侮れない。
マイルで2勝と千二は初めてだが、2走前のFレビューで②着に食い込んでおり、距離短縮がマイナスにはならない。担当の黒野助手もこうだ。
「ピッチ走法で先行力もあります。スタートのセンスもあるので無謀な挑戦ではないと思います」
もちろん、陣営は用意周到に準備を進めている。桜花賞⑰着後は放牧でリフレッシュ。まだ15頭ほどしか滞在していない5月20日に函館入り。そのおかげもあってか、落ち着き十分で「カイバもしっかり食べて、普段から15―15を乗れるぐらい」順調に調整を重ねて、中間は函館のウッドとダートで4本マークだ。
日曜に「もうつくっておくイメージ」でウッド5F67秒4―40秒4、1F13秒0としっかりやったが、今週も手を緩めることなく北村友を背に併せ馬でウッド5F68秒1―39秒2、1F12秒6。いっぱいに追われる相手を尻目に悠々1馬身先着を果たした。
体調面は文句なし。さらにもうひと押しを利かせるため、「今回はメンコを取ってみようかと。これでピリッとして前、前で運べれば」と黒野助手。
古馬との斤量差は最大6キロ。噛み合えばまたもや古馬や牡馬勢を一蹴するシーンは十分ある。