【オークス】リバティアイランド堂々の主役
公開日:2023年5月16日 14:00 更新日:2023年5月17日 12:55
川田リバティアイランドが2冠制覇に臨む。
昨年、JRA143勝で初めてリーディングジョッキーに輝いた川田は今年も絶好調モード。先週までに60勝を挙げて、2位のルメールに3勝差でトップを走っている。全成績は〈60 35 19 74〉で勝率・319、連対率・505、③着内率・606だから凄い。
重賞ではリバティの桜花賞をはじめ、愛知杯=アートハウス、きさらぎ賞=フリームファクシ、クイーンC=ハーパー、金鯱賞=プログノーシス、京都新聞杯=サトノグランツと6勝。さらに、ドバイワールドCではウシュバテソーロが日本馬として史上2頭目のVを飾っている。
昨暮れの阪神JF勝ち以来、4カ月ぶりだったリバティの桜花賞も強かった。
スタートがひと息で後ろからに。それでも川田はあわてず騒がず、道中はじっくりと進めた。そのまま勝負どころを回り、直線を向いた時もまだ後方2、3頭目。
そこから伸びた。追われるごとにグイグイと加速。ゴール前は飛ぶような脚を使って、圧巻の先頭フィニッシュ。上がり3F32秒9はもちろんメンバー最速で、2番目より0秒7も速い。
中間はノーザンファームしがらきに放牧を挟んで調整。4月29日に戻ると、先週木曜にはCウッド6F89秒1―39秒1、1F11秒9と伸びた。
「帰厩当初は少しテンションが高めだったところも、調整を進めていくうちに落ち着いた感じに。食いが落ちることがなく、馬体も回復し、よく動けています。距離は走ってみないとですが、折り合いのついていた前走のレースぶりを見ても、うまく対応できるとみています」(福永助手)
圧倒的な人気で迎える大舞台。どのようなパフォーマンスを見せるだろうか。