【オークス】ペリファーニア大逆転Vへ
公開日:2023年5月16日 14:00 更新日:2023年5月17日 12:56
ペリファーニアに注目だ。
2つ上の半兄エフフォーリアは3歳時に皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念を制して年度代表馬に輝いた。期待の良血馬は昨暮れのデビュー戦を差し切り、放牧を挟んだ今春のチューリップ賞で③着と優先出走権を手にして桜花賞へ駒を進めた。
レースは7枠14番から前、前で運んだ。そのまま手応え良く直線を向いて、ゴーサインが出ると脚を伸ばした。いったん先頭に立つかのシーンをつくり、リバティアイランド、コナコーストの③着でゴールイン。
鹿戸師は「前走はいい競馬だったね。チューリップ賞と違って折り合いがついて流れに乗れた。勝ち馬は強かったけど、力は出せた。まだ3戦とキャリアが浅い中で使うごとにレース内容が良くなっている」と話す。
その後はノーザンファーム天栄に放牧に出され、5月4日に帰厩した。7日には坂路4F55秒4―11秒7をマーク。そして、先週水曜はウッド5F69秒1―38秒1、1F11秒1。馬なりで半馬身先着と好調子をアピールしている。
「放牧に出してリセット。1週前は持ったままで1F11秒1が出て、そのままの勢いで1コーナーまで引っ張っていけた。これだけ動けば十分。週末と当該週で仕上がると思う」
キャリアは3戦しかなく伸びしろはまだまだ十分にある。本賞金は400万円。それでいて春の2冠に出走を果たすのは“持っている”からに違いない。
「距離は未知数だけど、他も同条件。前走の折り合いなら二千四百も大丈夫じゃないかな。血統的にも問題ない。今の状態の良さで上位2頭にどこまで追いつけるか」
大逆転Vに向けて期待が膨らむ。