この内容でも余力残し（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　２冠牝馬が上昇ムードだ。

　左前肢の繋靱帯炎で５カ月半ぶりだった大阪杯は鼻差②着。あらためて力を示した。そこから中５週と間隔が詰まっているが、山元トレセンへの短期放牧で順調に回復している。

　４月２３日に坂路で時計を出し、１週前には杉原が感触を確かめるいつものパターンでウッド５Ｆ６６秒２―３６秒７、１Ｆ１１秒１をマーク。ダイナミックなフットワークは健在で、「週ごとに良くなってます」とは高柳瑞師。

　そして、けさの最終追い切りにはルメールが美浦に駆けつけた。

　角馬場、ダートコースで入念にウオーミングアップした後にウッドへ。追走する形で４コーナーで内に入って６Ｆ８２秒９―３７秒５、１Ｆ１１秒３。リズミカルな走りで加速していき、余力を保ったまま１馬身先着を果たした。古馬になり、体はボリューム感が増してたくましくなっている印象。ＧⅠ３勝目に向けて視界良好だ。

○…共同記者会見に臨んだルメールは「きょうは馬の反応を確かめたかった。走り方も凄かったし、とても良かったです。前走は休み明けでしたからコンディションは上がっています」と笑顔で話した。「能力は絶対にあるので、新しいＧⅠを勝ちたいです」