20年間の長いトンネル
NHKマイルCには枠順の意外な泣き笑いがある。過去10年間の枠順別成績は次の通り。
① ② ③ 外 ③着内率
1枠 0 2 1 17 ・150
2枠 1 1 0 18 ・100
3枠 0 1 2 17 ・150
4枠 2 0 1 17 ・150
5枠 1 3 2 14 ・300
6枠 2 0 2 16 ・200
7枠 1 1 0 28 ・067
8枠 3 2 2 23 ・233
最も笑っているのは3勝の大外8枠。17年に2番人気アエロリット、19年も同じく2番人気アドマイヤマーズ、昨22年は4番人気ダノンスコーピオンが先頭で駆け抜けた。また、②着2回、③着2回と最多7頭が馬券に絡んでいる。
対して1、3枠からは勝ち馬が出ていない。それでも3枠は創設された96年以降で3勝。12年カレンブラックヒルが最後で、休眠期間は“まだ”10年間だ。
そんな中、最内1枠は第1回からの27年間でも1勝のみ。02年テレグノシスから実に20年も勝ち星から遠ざかっている。
この間、上位人気に推されながら敗れた馬たちもいた。
05年には重賞2勝馬ペールギュントが1番人気④着。15年も1番人気グランシルクが⑤着に終わった。他にも2、3番人気馬が6頭いたものの、先頭ゴールは果たせていない。
果たして、あなたの狙い馬はどの枠に入るだろうか。