【NHKマイルC】オオバンブルマイ自己ベストで1秒先着
公開日:2023年5月3日 14:00 更新日:2023年5月4日 11:17
調教マル特チェック
オオバンブルマイ A
武豊が乗って軽快な動きを見せた。「勝ったアーリントンCから中2週の競馬。オーバーワークにならないよう、動かない相手を目標に」(吉村師)する併せ馬。軽快なテンポで並びかけると、その勢いのまま、楽々と馬なりで1秒も突き放した。4F52秒8─38秒5─25秒2─12秒8は自己ベスト。「予定通りですね。武豊騎手も〝スッと楽に動けた〟と話していましたし、時計も動きも予定通り。無理せずにいい時計が出ました」とトレーナーも笑顔だった。「小柄でも筋肉のつき方、体の張りがさらに良くなった。雨の競馬で勝てたから不安材料が減りました」。
ナヴォーナ A
アーリントンCでは3番人気⑦着だったが、気配落ちは一切なし。中2週の日程でも今週はCウッドで3頭併せ。精力的に追い切ってきた。道中は縦列の2番手。直線は3頭並びの真ん中でプレッシャーをかけ、残り1Fで余裕を持って抜け出した。時計は6F85秒2―38秒6、1F12秒3。休養明けをたたいた上積みも十分に見込める。
タマモブラックタイB
8番人気のファルコンSを制した後はミニ放牧でケア。前走時は中2週で坂路調整が主だったが、今回はCウッドを中心としたトレーニング。1週前は角田河(レースは幸)を背にCウッドで6F81秒0、1F11秒3。日曜もウッドで乗って、最終追いは単走で上がり重点の6F79秒7―36秒8、1F11秒7。馬場の内めを走ったとはいえ優秀だ。デビューから1番といっていいほど強度を高めた乗り込み。四肢の回転も速く力強い脚さばきだ。皮膚が薄く筋肉のメリハリもついて見栄えのする好馬体で前走以上か。角田師は「先週、コースでしっかりやったから直前はサッと。内を回ったからあれぐらい出たけど、手応えは楽でしたからね。いい動きだったと思います。息遣いもいいし、硬さもない。あとは内枠でも引いて、雨が降ってくれれば」と。
ドルチェモア B
今年初戦のニュージーランドTは⑦着。そこを使って順当に上向いてきた。1週前追い切りでもCウッドで6F81秒0。半マイルは49秒5の速さで、ラスト1Fも11秒5と活発な動きを見せていた。今週は三浦を背に坂路へ。先週にしっかりやっている分、感触を確かめる程度で4F55秒1、ラスト2F25秒6―12秒1。それでも素軽さは増しており、上積みを感じる気配。鞍上鞍下の呼吸も合っていたのが何よりだった。
ユリーシャ B
アーリントンCでは1番人気に推されながらも⑪着大敗に終わったが、気配は相変わらずいい。今週は坂路4F56秒1。際立った数字はラスト1Fで12秒0を楽々とマークしてきた。追えば11秒台は確実な脚色の良さで、攻め駆けするタイプにしても動きは軽快そのもの。高いレベルのデキを維持している。