ケンタッキーダービー出走デルマソトガケの浅沼廣幸オーナー独占インタビュー

公開日:2023年5月2日 14:00 更新日:2023年5月7日 05:14

「ある方から指摘されたんですよ。ドバイワールドCとの時計差は7秒44。ワールドCでも勝てたんじゃないかって(笑)」

 ――UAEダービーは強い競馬でした。
「サウジダービーで先着された2頭が出走しなかったので、UAEダービーでは力が入りました。音無(秀孝)先生からは“ドバイ到着後も順調、勝てる”と報告を受けていましたし、ルメール騎手へ乗り替わりましたから。
 音無先生の愛弟子、松若風馬騎手はサウジダービーでは強い2頭を前に見て直線ではしっかりと着差を詰めてくれましたから、騎乗に一点の不満もありませんでした。
 しかし、天下のルメール騎手への乗り替わりですから期待を高めないわけにはいきません。ルメール騎手への乗り替わりは音無先生が松若君に与えた愛のムチでしょう。
 古い話ですが、アローエクスプレスが皐月賞直前に若き柴田政人騎手から当時のリーディングである加賀武見騎手に乗り替わり、涙をのんだ柴田騎手がその後、日本を代表する騎手へと大成したように、松若君の今後に期待するところ大です。
 そんなわけでドバイ入りする前から、“勝てるんじゃないか”と内心、自信はあったのですが……」

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