【天皇賞・春】ヒュミドールの一発あるぞ!
公開日:2023年4月27日 14:00 更新日:2023年4月27日 16:11
鞍上は春盾8勝の名手・武豊
天皇賞・春8勝を誇る平成の盾男・武豊。その庭とも言うべき新装・京都最初のGⅠでコンビを組むのが、東の伏兵ヒュミドールだ。
「伝統のGⅠでユタカさん(武豊騎手)が乗ってくれますからね。私たちの世代のヒーローなので、それだけでワクワクしています」
そう話すのは開業4年目の小手川師。天皇賞へ管理馬を送り出すのは、春秋合わせて今回が初めてとなる。
ヒュミドールは4歳秋にオープン入りすると、ステイヤーズSなど長距離重賞を3戦使って⑤⑤④着。その後は中距離に切り替えて小倉記念、福島記念で②着した。
「もともと心臓が凄く良くて長距離適性は高かったんですが、掛かるところがあったので中距離を使ってました。年齢を重ねてズブさが出てきて、金杯の時に田辺君が“これなら長距離に行っても大丈夫”と言ってくれたので、前走はダイヤモンドSを使いました」
2年ぶりのマラソンレースで結果は②着まで。しかし、レコード決着の中で最後までしっかり伸びて首差と、あらためてステイヤーとしての資質の高さを示した。
関東に転厩してからは初めての京都遠征。これまで阪神への長距離輸送では結果が出ていないこともふまえて、「木曜に栗東へ移動して、金、土と運動。当日朝の輸送で臨みます」と対策もしっかり練ってきた。
東の新進気鋭が送り込むスタミナ十分のオルフェーヴル産駒。淀の三千二百メートルを誰よりも知り尽くした名手に導かれて、アッと言わせるシーンがあるかもしれない。