【皐月賞】藤岡厩舎が今度は伏兵で ワンダイレクト大駆けあり
公開日:2023年4月13日 14:00 更新日:2023年4月13日 14:11
ワンダイレクトの一発に警戒だ。
ここまでデビュー3戦ずっと二千を使われてきた。新馬戦は中団から最速の末脚で差し切り。若駒Sは1、2角では少し行きたがったものの、うまく折り合いをつけて好位を追走した。直線ではいったん抜け出すシーンをつくり、ゴール寸前にマイネルラウレアの強襲に遭い、惜しい鼻差②着だった。
続いて、弥生賞ディープインパクト記念へ。今度は手応え良く中団から運び、勝負どころでは外を回って追い上げた。直線で追い出されると、しぶとく脚を使った。②着トップナイフに首差③着で出走権を掴んでいる。
その後は在厩でじっくり調整されてきた。まずは坂路で週2本の追い切りをこなし、先週はCウッドでいっぱいに追われて5F65秒7―35秒9、1F11秒2で併入。今週も併せて5F66秒3―36秒5、1F11秒2。馬なりで1馬身先着した。
藤岡師は「順調にきているよ。1週前は攻め駆けする馬を相手にしっかりと負荷をかけて、相変わらずいい動きだった。いい状態をキープしている」と話す。
この春のGⅠシリーズでは藤岡厩舎は大阪杯でジャックドールが逃げ切り、ビッグタイトルを掴んだ。同じ二千の距離で後輩が大舞台に臨む。
「ここ2走は負けているけど、内容はともに悪くない。立ち回りが上手でレースセンスがいい。フルゲートの中山二千でも、そこを生かしてスムーズに運べれば、チャンスもあると思っている」
人気だった先輩とは違い、伏兵でアッと言わせるか。