【金鯱賞】ベスト舞台で充実一途 マリアエレーナ牡馬撃破だ

公開日:2023年3月9日 14:00 更新日:2023年3月9日 14:00

 牝馬マリアエレーナに注目だ。

 小柄でもレース経験を積みながら力をつけてきた。3歳の夏から秋にかけて、1、2勝クラスを連勝すると、オープンに格上挑戦してケフェウスS③着、新潟牝馬S①着と結果を出した。

 4歳の昨年はいずれも重賞にチャレンジ。愛知杯②着、京都記念⑧着、マーメイドS②着、小倉記念①着と4戦目にタイトルを手にした。この小倉記念は5馬身差の圧勝劇だった。初GⅠの天皇賞・秋でも強敵相手に、2角で不利がありながら⑦着と頑張っている。

 今年は愛知杯から始動した。結果は重馬場の中、3番手から進め、直線は外の2頭に敗れたが、逃げ馬を最後にかわして③着と圏内入り。

 高島助手は「ラチ沿いの1頭分は悪くなく、狙っていたけど、先に取られて外からフタもされ、馬場の悪化した場所を回らされました。最後まで伸びあぐねる結果になったけど、そんな状況でトップハンデを背負っても力のあるところを見せてくれました」と話す。

 レース後は左回りの二千がベスト舞台との判断で、中山牝馬Sではなく牡馬相手のここへ。短期放牧を挟み、順調に乗り込まれている。火曜追いは吉田厩舎のいつものパターン。今週は松山が手綱を取って7F97秒4―36秒8、1F11秒8で余力十分に駆け抜けた。

「いい馬体で戻ってきました。レースからの回復が早くなってきたし、心身ともに充実しているんでしょう。先週までにCウッドで長めから動かしてるし、土曜の坂路は自己ベスト(4F50秒4―12秒3)。火曜はジョッキーに確認してもらう程度でいいと思います」

 5歳になってもまだまだ上昇。牡馬撃破といきたい。

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間