【チューリップ賞】デビュー戦は圧巻V ペリファーニア桜切符取る

公開日:2023年3月2日 14:00 更新日:2023年3月2日 14:00

 ペリファーニアに注目だ。

 2つ上の半兄は3歳時に皐月賞、天皇賞・秋、有馬記念を制し、年度代表馬に輝いたエフフォーリア。期待馬は昨暮れに強烈なパフォーマンスでデビュー戦を飾った。

 5枠10番からスタートし、最初のコーナーでは他馬に寄られて、いったんブレーキをかけることに。それでも外を回って徐々にポジションを上げていった。先行勢を射程圏内に入れて直線へ。

 追い出されると鞍上のアクションに応えて力強い伸び。早々と先頭に立ち、②着馬を2馬身突き放してゴールイン。③着馬はさらに5馬身離れていた。

 鹿戸師は「大きな不利を克服して勝ってくれたね。能力は高い。レース中に外傷したけど、たいしたことはなかった。放牧でリフレッシュして、順調にやっているよ」と話す。

 実際、2月8日に戻るとコース、坂路で入念に乗り込まれている。先週水曜は横山武が手綱を取り、ウッドで6F88秒5―40秒1、1F11秒7。3頭併せで最先着を果たした。そして、今週も1F11秒2と抜群の切れ味だ。

「1週前はゴール板を過ぎた後も流して、いい調教ができた。数字以上の感じ。ジョッキーの感触も良かったよ。今週もいい瞬発力。馬体重は変わらないかもしれないけど、見栄えが良くなってる。普段から穏やかで輸送も心配ないでしょう。いい競馬をしてほしい」

 偉大な兄は先月の京都記念のレース中に心房細動を発症して競走中止。引退して種牡馬入りすることになった。バトンを受けて、GⅠ戦線に向かいたい。

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