【フェブラリーS】レモンポップ一気に王者へ
公開日:2023年2月14日 14:00 更新日:2023年2月14日 14:00
「力は通用するはず」(穂刈助手)
レモンポップがいよいよGⅠの舞台に立つ。
2歳秋に東京で鮮烈なデビューを飾った。好位から危なげなく抜け出すと、続くオープン特別のカトレアSもあっさりクリア。当時から“大器”との呼び声も。
その後は脚部不安で3歳の大半を棒に振ることに。復帰2戦こそ②②着と取りこぼしたものの、リズムを取り戻して再び快進撃が始まった。
2勝クラスを卒業し、鎌倉Sは6馬身差の圧勝で堂々のオープン入り。さらに欅S、ペルセウスSもワンサイドゲームで破竹の4連勝を決めた。重賞初挑戦の武蔵野Sが鼻差で惜敗。待望の瞬間が訪れたのは根岸Sだ。
いつも通りの正攻法でギルデッドミラーを振り切り、今度は半馬身差勝ち。明け5歳でタイトル奪取となった。前哨戦を制したことでGⅠ取りの期待が高まる。
穂苅助手は「見た目には完勝と思われるけど、厳しいレースで疲れがありました。1週間くらい休ませて元気を取り戻したし、適度に気合も乗ってきて変わりない感じ」と話す。
2月7日に坂路で時計を出し始め、先週日曜に4F54秒5―12秒5。態勢が整いつつある。
「最終追い切りでジョッキー(坂井騎手)にコンタクトを取ってもらいます。距離についてはギリギリの戦いになりそう。ただ、乗り手の指示に従える賢さがいいところ。昨年の暮れからフェブラリーSをイメージしてきたので、何とか頑張ってほしいですね。力は通用するはず」
満を持してGⅠの舞台に挑む。