【東京新聞杯】エアロロノア初重賞取り
公開日:2023年1月31日 14:00 更新日:2023年1月31日 14:00
6歳の今年は一味違う
エアロロノアが初タイトル獲得を目指す。
3歳暮れから4歳春にかけて1、2勝クラス、武庫川Sと3連勝でオープン馬となった。その後は4歳暮れのリゲルS、5歳春の六甲Sと2つのリステッド競走を制したものの、重賞では昨秋の富士Sなど3回ある⑤着が最高だった。
それが、6歳の初っパナは違った。前走の京都金杯ではスタートを決めて、道中は好位勢を前に見る形で進めた。手応え良く4角を回り、直線では少し外に持ち出してしっかりと脚を伸ばした。半馬身差②着と初めて圏内入りだ。
笹田師は「いつもよりも前で運べたね。ああいう競馬ができるのを見せてくれた。最後は進路を選ぶところで、どこに行くかちょっと躊躇して、外に出してあいたところを勝ち馬にうまく突かれてしまった」と話す。
中間も元気いっぱい。
すぐに乗り出されて、先々週は水曜に坂路、日曜にCウッド追い。先週は水曜に坂路4F53秒7―12秒6の併せ馬でいっぱいに追われ、日曜も56秒4―13秒2をマークしている。
「引き続きいい状態をキープしているよ。前走はあの位置で競馬ができたのは収穫でも、本来、早めに外に出して勢いをつけた方がいいタイプ。東京も乗り方、展開ひとつ。力的にはいつ重賞を勝ってもおかしくないと思っている」
祖母エアメサイアは秋華賞勝ち。近親には皐月賞、菊花賞と2冠のエアシャカールをはじめ、エアスピネル、エアシェイディ、エアアンセムなど重賞ウイナーがズラリと名前を連ねる。遅ればせながら、その仲間入りといきたい。