先週は主戦・戸崎を乗せて併せ馬（左）（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　ここまで９戦６勝②着３回とパーフェクト連対を誇るレモンポップ。脚部不安で３歳の大半を棒に振ったが、昨年はオープン特別２勝を含む４連勝を飾った。前走の武蔵野Ｓもギルデッドミラーと鼻差の接戦。５歳で大舞台も視野に入り、静かに闘志を燃やす指揮官に聞いた。

――前走を振り返ってください。
田中博調教師「“楽なレースをさせてもらってるな”というのは感じました。重賞にしてはラップも随分と遅いし、それで差されて。中１週だったとも言われてるけど、状態面に不安があったわけではないので。距離的なものかなと」

――挙げられた敗因をもう少し詳しく。
「やっぱり千六だと内にササってしまうのかも。直線に向くまでの距離が長くなって少し違うと思います。千四なら言い訳できないし、ジョッキー（戸崎騎手）も気にすることなく乗れるんじゃないでしょうか」

――１週前はウッド６Ｆ８１秒４―３６秒２、１Ｆ１１秒５でした。
「状態が良かったので、ジョッキーに乗ってもらいました。ちょうどいい負荷をかけられたし、前回の放牧明け（ペルセウスＳ時）と比べても遜色ないですね。１２月中旬からじっくり立ち上げて、不安もなくこれてます」

――重賞初制覇に向けて見通しを。
「勝ちたいけど、なかなかいいメンバーが揃った印象ですね。ここを突破できれば、今後の重賞戦線で威張れるかなという気はします」