【TCK女王盃】最後はシンガリまで人気通りの珍決着
公開日:2023年1月26日 14:00 更新日:2023年1月26日 14:00
25日(水)に大井競馬場で行われた今年最初のダート交流重賞、TCK女王盃(JpnⅢ)は人気の4歳馬2頭での決着となった。
いつも通り、スタートが良くなかったテリオスベルが1コーナーからハナを奪い、ヴァレーデラルナ、グランブリッジがそれをマークする2、3番手から。直線に入るとヴァレーデラルナが先頭に立ったが、それをグランブリッジが1馬身かわしてゴールイン。昨夏のブリーダーズゴールドC以来となる重賞3勝目を挙げた。
②着のヴァレーデラルナは昨秋、3歳の身で初めてJBCレディスクラシックを勝った馬。グランブリッジのブリーダーズGC勝ちも3歳としては初めてのことで、4歳になってともにさらに安定感を増した印象。これからもこの2頭が牝馬ダート路線を牽引していくことになりそうだ。
珍しかったのは、このレースはわずか7頭立てとはいえ、①着から⑦着まで人気通りに入線したことだが、98年に始まったTCK女王盃は26回目の今年、その歴史にピリオドを打った。
ダートグレード競走の整備に伴い、来年以降はこのレースに替わり、園田競馬場で兵庫女王盃として施行。開催時期も4月上旬に変更される。