月曜中山のフェアリーＳは１１番人気キタウイングが昨夏の新潟２歳Ｓに続いて、差し切りで２つ目の重賞勝ちを収めた。

　昨年は新潟２歳Ｓ後にぶっつけで暮れの阪神ジュベナイルＦに臨み、先行策で１秒９差⑭着と失速してしまった。今回は一転して後方２番手で脚をためる形。

　３角過ぎからは内ラチ沿いを上がっていき、直線でも最内を突く。それからは杉原のアクションに応えて、グイッと伸びた。残り１００メートル手前で先頭に立ち、最後は大外を伸びてきた７番人気メイクアスナッチの追撃を頭差で封じ込めている。

　一度使って、戦法を戻す。この２つがピタリとはまり、鞍上も好判断だった。

　③着には好発を切り、２番手で進めた６番人気スピードオブライトが粘り込んだ。３連単は５１万７４３０円の波乱となっている。