木津突撃馬券

【木津の土曜競馬コラム・中山12R】

公開日:2021年12月17日 17:00 更新日:2021年12月17日 17:00

富里特別で②着(右)

 12日、香港のシャティン競馬場で行われた香港国際競走では二千四百メートルのヴァーズ=グローリーヴェイズ、二千メートルのカップでは①着ラヴズオンリーユー、②着ヒシイグアスがワン・ツーを決めるなど、今年も日本馬が大活躍しました。

 同じ日本人として誇らしく感じることができましたが…

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12月18日(土)中山競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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