JRA最年長騎手 柴田善が引退
公開日:2026年9月16日 14:00 更新日:2026年9月16日 14:00
現役最年長ジョッキーが静かにムチを置くこととなった。
JRAは15日(火)、柴田善から騎手免許の取り消し申請があったと発表。今年の7月30日に60歳となったが、JRA初となる還暦ジョッキーの騎乗を見ることは、残念ながらかなわなかった。
柴田善はJRA競馬学校の第1期生として1985年にデビュー。早くから頭角を現し、88年にソウシンホウジュで中山牝馬Sを制覇して重賞勝利。93年にはヤマニンゼファーとのコンビで安田記念、天皇賞・秋とGⅠを2勝している。
94年には78勝を挙げて優秀騎手賞(勝利度数部門)を受賞。以降は何度も優秀騎手賞を受賞し、フェアプレー賞も常連のように何度も獲得。97年からは3年連続で年間100勝の大台に乗せ、2004年に記録した145勝が自身の年間最多勝だった。
18年に木幡初広が引退したことにより、以降はJRAの現役最年長騎手に。21年には農林水産大臣表彰、22年にはJRA現役騎手としては初の黄綬褒章を受章している。
22年11月5日、福島1Rを勝利。56歳3カ月7日での勝利は岡部幸雄の56歳2カ月24日での勝利を上回るJRA騎手史上最年長記録に。だが、近年は故障に悩まされ、24年には左肩腱板断裂により、手術やリハビリなどのためたびたび休養。今年は1月に勝利を挙げてデビューから42年連続勝利を達成したが、4月16日に右肩の負傷が判明して右の棘上筋断裂、肩甲下筋損傷と診断されて休養に入ったが、カムバックはできなかった。
現役最後の騎乗となったのは4月12日、福島民報杯=ピースワンデュックで⑭着。1月31日、東京での新馬戦でリッツパーティーに騎乗して勝ったのが最後の先頭ゴールインとなった。
競馬学校の同期でリッツパーティーを管理する岩戸師は「若い時から技術は抜けたものがあったから、まだ残って欲しいけど、体のことは自分がよく分かってるんだろうからね。お疲れ様でした」とコメントした。
JRA通算で2341勝。現役では武豊、横山典に次ぐ記録だ。地方では26勝。GⅠは9勝したが、クラシックには縁がなかった。
「競馬が一番の趣味」と公言していたが、実際は非常に多趣味で知られており、中でも釣りの腕前はプロ級。また、車にも凝り、何台乗り換えたか本人でも分からないほどだとか。
柴田善は16日(水)に美浦トレセン内で引退に関する会見を行った。これにより、現役最年長ジョッキーは58歳の横山典となる。
なお、引退式は11月1日(日)に東京競馬場で行われる予定。また、引退後はJRAのアドバイザーに就任する。





























