【高松宮記念】サトノレーヴ種牡馬としても前途洋々
公開日:2026年3月30日 14:00 更新日:2026年3月30日 14:00
昨年から1秒6も短縮して連覇
非の打ちどころがない圧勝劇だ。
GⅠ高松宮記念は1番人気サトノレーヴが昨年に続き、連覇を果たした。
今年は快速馬インビンシブルパパが2F目に9秒8を記録する展開。前半3F32秒5の激流をサトノは10番手でリズム良く追走。直線でもモタつくところなく、即座に反応して末脚一閃。左トモを落鉄しながらも、上がり最速の32秒4をマークしての快勝だった。
勝ち時計は自身が制した昨年より1秒6も速い1分6秒3で、レースレコード。そして短距離戦では決定的とも言える、後続に2馬身差もつけるワンサイドゲーム。これは良馬場としては近20年では最大着差である。
昨秋のスプリンターズSは④着だったが、その時の覇者ウインカーネリアンを③着に退け、名実ともに日本一に返り咲いた格好だろう。
そして、連覇は10、11年のキンシャサノキセキ以来となる快挙だ。スプリント戦は一戦一戦の消耗が激しく、競走馬としての旬の時期は長くはない。長期休養を2度も挟み、7歳春でもこれがまだ17戦目。「トップレベルのスプリンター。海外でもいい結果を」とルメールも太鼓判を押すように、この先もまだまだ活躍が見込める。
また、種牡馬としても前途洋々だろう。昨年末に引退→種牡馬入りの打診もあったが、先延ばしにして見事、その価値を上げることができた。
血統的には父ロードカナロア、母の父サクラバクシンオーと、日本を代表するスプリンターの結晶。サトノ自身も持ち前のスピードはもちろんだが、7歳を迎えて自身の持ち時計をさらに更新する成長力。単独での海外遠征でも好走を重ねており、強い精神力は他馬にはない強調材料である。
この後は香港遠征も視野に。ここでは世界最強馬カーインライジングとの再対決が待っている。今の勢いなら、との期待感を抱かせる高松宮記念の勝利だった。
























