【阪神大賞典】アドマイヤテラ圧巻のレコード勝ち

公開日:2026年3月23日 14:00 更新日:2026年3月23日 14:00

武豊が完璧騎乗で同レース9勝目、40年連続重賞制覇

 阪神で行われた阪神大賞典は、まさに格の違い――。勝ったのは武豊騎乗のアドマイヤテラだった。

 ズラリと記録が並ぶ勝利だった。

 終わってみれば決着時計3分2秒0は、従来の記録を0秒4上回るレコード。さらに3月15日に57歳となった武豊もこれでデビューの87年から前人未到の40年連続JRA重賞制覇。加えて、阪神大賞典は9勝目で自身の持つ同一重賞最多勝記録(京都大賞典)にも並んだことになった。

 そのメモリアルな勝利での騎乗パフォーマンスは、さすがレジェンドと言うしかないもの。

 1番枠からスタートを決めると、インの好位と文句のないポジション取り。「想像していたペースで、折り合いもついていた」は武豊で、鞍上、鞍下の呼吸はぴったり。道中はしっかり脚をため込んだ。

 そうなると、直線で伸びるのは必然。逃げるアクアヴァーナルを楽にパスして、負けようのない形でフィニッシュ。騎手の腕がモノをいう長距離レースのお手本のような騎乗とも言えよう。

 名手の手腕があったとはいえ、これだけの勝ちっぷりのアドマイヤも次のターゲットである春の盾が見えてきたか。

「久しぶりに乗ったけど、パワーアップしていた」と前哨戦でしっかりと手応えを掴んだレジェンドでもある。

 ただし、本番は“敵は身内にあり”か。ダイヤモンドSを友道厩舎への転厩初戦で快勝したスティンガーグラスだ。2戦目ともなれば仕上げもより進み、強力なライバルとなってこよう。

 ともあれ、本番も勝てば武豊は17年キタサンブラック以来で、今度は天皇賞・春も9勝目というとてつもない記録に。

 メモリアルの次も、またまた大記録――。そんなシーンが現実味を帯びてきた勝利でもあった。

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