毛ヅヤ、張りのある馬体もいい雰囲気

　秋華賞ではハナに立つ競馬で見せ場十分の②着。大舞台での好走後も反動がなかったのが何よりだろう。

　先週水曜に坂路で４Ｆ５３秒９、ラスト２Ｆ２４秒９―１２秒４。馬なりでも時計以上の軽さがあって脚取りは実に軽快。そして日曜にも坂路で時計を出して備えていた。

　今週も武豊を背にして坂路へ。もうやる必要もなく、流した程度だったが、必要以上に力むこともなく４Ｆ５２秒６。特にラストは俊敏そのもので１Ｆ１２秒１を楽々とマークしてみせた。

　疲れどころか、ますます快調と思わせる気配の良さで毛ヅヤ、そして張りのある馬体もいい雰囲気。前走同様に高いレベルでの出走といえよう。

「さらに相手も強くなり、いろいろと試練はある。この馬の素質に期待です」（武豊）

〇…追い切りに騎乗した武豊は「いい動きでしたよ。坂路で馬なりでしたけど、特に大きな変化は感じられないです。順調にきているみたい。あとはテンションだけでしょう」と好感触だった。前走に関しては「惜しかったですね。一瞬、やったかな、と思いましたけど。距離はギリギリな感じだった」と。「今回は二千二百メートルで外回り。さらに相手も強くなり、いろいろと試練はある。この馬の素質に期待です」