自宅のトイレ掃除で屈んだら腰に激痛が……。まさかの、ぎっくり腰だった。激痛に耐えながら床に寝て確認すると“震源地”は左腰。右半分だけでも無事だったのは幸いだったか。
月、火曜と鍼を打ってもらい、美浦での取材を何とか乗り切ることができた。安くない治療費だったが、こればっかりは仕方ない。週末の馬券で回収せねば。
【東京11R・アルテミスS】 フィロステファニの重賞初Vだ。
デビュー戦は新潟マイル。スタートで後手を踏んで、道中は中団後方に控えた。前半5F64秒1のスローでレースの上がり33秒0の瞬発力勝負。これを差し切って上がり32秒6をマークしたから大したもの。
道中は口向きの難しさを見せて、直線も逆手前のまま。随所に幼さをのぞかせながら勝ち切ったから、潜在能力の高さはかなり。
兄に皐月賞馬ソールオリエンス、富士S勝ちやドバイターフ②着のヴァンドギャルドがいるように、血統的にも奥深さは十分。2戦目で競馬を覚えてくれば、重賞通用のパフォーマンスを発揮できるとみた。
相手本線マルガはソダシ、ママコチャの半妹という注目の良血。デビュー戦は函館千八で1分48秒1のレコードVだったが、血統、前向きな気性からもマイルへの距離短縮はプラスに出る。
B型の虎党。父が元専門紙の記者だったこともあり、競馬場デビューはベビーカーに乗っていた頃。本棚に競馬四季報が並ぶ恵まれた家庭環境で育った。アルバイトを経て2000年に入社。03年夏から美浦トレセンに通い始め、担当は堀、相沢、鈴木伸厩舎など。
予想の基本スタンスは“いかに儲けるか”。当たり馬券を手にするために、取材で得た情報だけでなく、データ、馬場、展開、血統とありとあらゆる手段を駆使。人気馬のアラ探しより、一点突破の強力な武器を持つ伏兵を見つけることに血道を上げている。
レース部きってのギャンブル好きで、オート、競輪、競艇と見境なく手を出して勝負勘を養っている。ポーカーは海外の大会で入賞経験もある腕前だ。趣味は祭り、プロ野球、相撲、アメフト観戦など多岐にわたる。ゴルフは典型的な下手の横好き。



























