勝羽太郎 情報ノート

【勝羽の土曜競馬コラム・トルマリンS】

公開日:2025年10月17日 17:00 更新日:2025年10月18日 07:47

 来月1日の米国ブリーダーズカップに向け、栗東組は火曜午後から出国検疫に入った。

 翌水曜の午前5時前に矢作勢のフォーエバーヤング(BCクラシック)、アメリカンステージ(BCスプリント)が坂路で併せ馬。見応えがあった。ストライド走法の前者に対し、ピッチで駆ける後者。ひと目で見分けがつくほど距離レンジの違う2頭で、坂路800メートルでは互いの完歩数は相当違うはず。それでも奇麗に同入させてきたから、乗り手の技術にひとり感心していた夜明け前だった。

【京都11R・トルマリンS】 ◎ピクシレーションから。芝18戦のキャリアからダートに転向して③①着と新境地を開きつつある。

 実際に、初めての砂となった2走前の横手特別はキックバックに戸惑ったか、各コーナーで外に膨れ気味になりつつ③着だったが、前走は好位4番手で行きっぷりから違っていた。

 直線も前があいた一瞬で抜け出し、牡馬相手に3馬身差をつけたから適応能力の高さを見せている。勝ち方から昇級は不問。砂3戦目はさらに強さを増していい。

【京都4R・障害未勝利】 障害入りしたディープインパクト産駒は計110頭。47頭が勝ち上がり、勝率12%を残し、同産駒の背中、バネ感の良さは障害ジョッキーが皆、絶賛するほど。111頭目がこのアスクオンディープで「(小牧)加矢太君は結構、気に入ってるみたいです」とは前川師。障害試験は練習から3週間弱で合格したから注目したい。

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勝羽太郎

 1974年、愛知県で生を受ける。名前の通りのザ・長男。
 大阪での学生時代、暇な週末は競馬場に通い、アルバイトをきっかけに日刊ゲンダイへ。栗東トレセンデビューは忘れもしない99年3月24日。毎日杯の週で、初めて取材した馬は連勝中だったテイエムオペラオー。以降、同馬に魅せられ、1勝の難しさ、負けに不思議の負けなしと、学ばせてもらったことは実に多い。
 グリーンチャンネルでパドック解説をさせていただいているが、パドック党であり、大の馬体好き。返し馬をワンセットで見たい派。現場、TV観戦でもパドックが見られなかったレースの馬券は買わないと決めている。
 余談だが、HTB「水曜どうでしょう」の大ファン。こんこんと湧き出る清水のように名言を連発する大泉洋氏を尊敬してやまない。もちろん、“藩士”ゆえにDVD全30巻を所持。

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