勝羽太郎 情報ノート

【勝羽の土曜競馬コラム・シリウスS】

公開日:2025年9月26日 17:00 更新日:2025年9月26日 17:00

 今週は無事に全馬を撮り終えた。YouTube「日刊ゲンダイ競馬チャンネル」用のスプリンターズS栗東組だ。

 11頭(アスクワンタイムは除外)いたが、古馬のGⅠ出走馬ともなると各馬、ルーティンが定まっており、何時にどこにいるか分かりやすかったりする。やって分かるが、これを頭に入れて動く、各紙のカメラマンは凄いと思う。YouTube、見てくださいね!

【阪神11R・シリウスS】 素直にいけば前走完勝のテーオーパスワードなのだが、想像以上に重い57・5キロを課せられた。確かに前3年のジュンライトボルトに連覇のハギノアレグリアスは斤量増を克服して勝っているからハンデキャッパーの目が正しいのかもしれないが、それでも◎はタイトニットとする。

 同馬にはキズナ産駒らしいいい成長力がある。地方からの再転入で1、2勝クラスは2戦目で卒業し、3勝クラスは3戦で突破した。確実に地力をつけているのは、その後の重賞挑戦でもよく分かる。別定GⅢのアンタレスS、平安Sにチャレンジして57キロで②⑤着と掲示板に載ってきた。

 前走は着順を下げた形だが、勝ち馬との差はわずか0秒3。京都で雨の稍重馬場となり、レースの上がりが35秒4で決まる、馬力型の同馬には向かない決着となりながらも、差を詰めてきたから評価できる走りであった。

 ひと夏の充電が完了して、少し軽い56・5キロ。2戦①②着の阪神なら勝負になる。

【中山9R・芙蓉S】 前走のロックターミガンは中京の長い坂を追うだけ伸びた。3馬身差の完勝だったが、スタミナ型のそのスタイルはむしろタフな中山に向く気がしている。デビュー時よりも緩さがマシとなったからV2に期待する。

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9月27日(土)中山競馬場

9月27日(土)阪神競馬場

勝羽太郎

 1974年、愛知県で生を受ける。名前の通りのザ・長男。
 大阪での学生時代、暇な週末は競馬場に通い、アルバイトをきっかけに日刊ゲンダイへ。栗東トレセンデビューは忘れもしない99年3月24日。毎日杯の週で、初めて取材した馬は連勝中だったテイエムオペラオー。以降、同馬に魅せられ、1勝の難しさ、負けに不思議の負けなしと、学ばせてもらったことは実に多い。
 グリーンチャンネルでパドック解説をさせていただいているが、パドック党であり、大の馬体好き。返し馬をワンセットで見たい派。現場、TV観戦でもパドックが見られなかったレースの馬券は買わないと決めている。
 余談だが、HTB「水曜どうでしょう」の大ファン。こんこんと湧き出る清水のように名言を連発する大泉洋氏を尊敬してやまない。もちろん、“藩士”ゆえにDVD全30巻を所持。

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