【スプリンターズS】調教マル得チェック①
公開日:2025年9月24日 14:00 更新日:2025年9月24日 14:00
ナムラクレア「調教量1・5倍」
ナムラクレア A
函館スプリントS⑧着後は放牧に出して、先月21日に帰厩。先週の坂路では4F49秒8で大差先着と巻き返しへ向けて、素晴らしい動きを見せていた。今週はもうやる必要もなく、最後で軽くうながす程度でも楽々と4F52秒6、ラスト2F24秒0―12秒0をたたき出した。馬体も張りがあって毛ヅヤも◎。悲願のビッグタイトル奪取へ態勢は整っている。長谷川師は「先週、ハードワークをやり、週末も11秒台と乗ったので、直前はフィジカルとメンタルの確認を。言うことないですね。チャンスは少ないので思い切って調整しようと。1・5倍の調教量を課してきています。ファンも多く、厩舎を引っ張ってきた存在。何とか取らせてあげたい」ときっぱり。
ラスト11秒6のルガルは連覇に向けて仕上がり進む
ルガル A
4月の香港遠征から検疫、放牧を経て栗東へは8月27日に帰ってきた。昨年のスプリンターズSが骨折明けのブッツケで勝利。いきなりでも力を出せるタイプで、今回も気配は◎だ。先週の坂路で4F51秒0を楽にマークすれば、今週は馬なり調整で4F55秒2でもラスト1Fは11秒6! この最後の加速度は素晴らしいもの。見た目もバランスが良く、仕上がりが進んでいる印象。連覇へ向けてやることはやってきたイメージだ。
カンチェンジュンガB
セントウルSが鮮やかな直線一気。そこから中2週でも反動、疲れが一切ないのがいい。今週は坂路4F56秒6。流しただけで時計は平凡でもフットワークが軽く、軽快さもあった。パワフルさを感じさせる馬体で、毛ヅヤもいい。大舞台でも期待できる。
ママコチャに使った効果ありあり
ママコチャ B
秋初戦のセントウルS②着後も順調そのもの。先週日曜日に坂路で1F12秒1をマークして、今週は4F52秒1。馬なり調整でも最後まで時計以上にスピードを感じさせるものだった。筋肉のメリハリがあって張り、ツヤもいい馬体。使った効果で本番は上昇モードで迎えられる。
ドロップオブライトB
京成杯AH②着の好走から中2週でも坂路4F55秒3の数字以上に脚取りが軽く、追えば一気にはじけそうな雰囲気が十分にあった。前回は11番人気だったが、フロックではないと思えるデキの良さがある。
ペアポルックス B
今週はおつりを残しつつの調整でもメリハリのある動き。坂路4F52秒2で、ラスト2Fは24秒0―12秒1。仕掛けられた時の加速感は数字以上だった。夏の北海道シリーズで3戦消化したが、疲れは一切ない。
ヤマニンアルリフラB
CBC賞は⑫着に終わったが、その後は放牧を挟んで気配上々。今週は坂路で息を整える程度でラスト1F11秒9。併走相手に1馬身先着と俊敏さがあり、決してデキ落ちはない。斉藤崇師は「先週より反応が良くなっていましたね。前走はサマースプリントがかかっていたので使いましたが、夏場の2戦目で苦しくなりました。今回は放牧を挟み、リフレッシュした状態。流れに乗った競馬ができるはずです」。
ヨシノイースター B
今週は強めに追って坂路4F54秒0、ラスト2F24秒6―12秒2。時計は並だが、前回時より体が締まってきて毛ヅヤも良好。上積みを感じさせる気配だ。中尾師は「けさはラスト重点で。前進気勢もあり、反応も良かった。予定通りにきています。落ち着いていて、硬さもなくこれていますよ」と。