桜花賞馬ステレンボッシュ(父エピファネイア)を姉に持つ良血牝馬がデビューする。日曜阪神5R芝千八でベールを脱ぐクランズクラウンだ。ノーザンファーム空港の杉田佳祐氏に聞いた。
「父アドマイヤマーズゆずりで馬格に恵まれ、GW明けに本州に送り出したときの馬体重が502キロ。ケガや頓挫もなく、こちらのペースアップにも対応して順調に育成メニューを消化することができました」
Cウッドで追われた1週前は、15秒0―14秒3とゆったりとしたラップを刻むと一気にギアチェンジして11秒5―11秒5でフィニッシュ。今週は坂路で楽に1F12秒0と好仕上がりだ。
「大きな馬体に見合った大きなストライドで、マイルよりはもう少し距離があった方がよさそうなタイプ。こちらにいらした杉山先生も『千八くらいがよさそう』とおっしゃっていて、中距離をこなすイメージで育成してきたのです」
課題は気性だという。
「気難しさや幼さがあって、走りに集中しきれないことがあります。ポテンシャルは高いので、そこが改善されると、楽しみです」
デビュー戦でどんな走りを見せるか要チェックだ。



























