ホウオウビスケッツ
大阪杯⑤着から放牧に出たが、早い段階で美浦に帰厩した。函館、札幌と北上しながら、じっくり調整。1週前は岩田康が騎乗して札幌ダートで5F67秒2―39秒1、1F12秒5と負荷をかけている。
最終追いは本馬場で1秒以上も追い掛けて5F67秒4―37秒7。直線でも4馬身ほどあったが、肩ムチを入れただけでグンと加速。1F11秒6で併入した。明らかに先週よりも反応が良くなり、取りつくまでの脚は目を見張る動きだった。
馬体も20キロ近く増えているが、太め感はない。落ち着き度合いが増して活気のある雰囲気が目を引く。心身の成長も含めて仕上がりは万全だ。
ステレンボッシュ
8月1日に函館入厩後は順調に調教を積み重ねた。今週は「体を大きく使わせたい」(田村助手)との意図でダートコースへ。新コンビの池添を背に僚馬を1秒ほど追い掛けて直線で内へ。鞍上が軽く促すとグンとギアを入れて6F82秒1―38秒7、1F12秒3で1馬身先着。かわしてからも肩ムチを入れて最後まで気を抜かせなかった。前肢の投げ出しが大きくダイナミックで、体もすっきり。上々の仕上がりだ。
ヴェローチェエラ
函館記念勝ち後は短期放牧を挟んで函館へ再入厩。7月31日にウッドで5F68秒3―38秒4、先週は佐々木を背に芝コースで5F65秒8―36秒4ときっちりやったが、今週も意欲的な3頭併せ。僚馬2頭を追い掛けて直線は最内へ。気合をつけられるとグイグイ伸びて4F51秒1―37秒0、1F11秒5。毛ヅヤが冴えて体が締まり、筋肉のシルエットもくっきり。前走以上の好気配だ。
ココナッツブラウン
クイーンS②着後も札幌に滞在して調整しており、馬体減りがないのは好感が持てる。最終追いは芝コースで5F67秒1―37秒1。落ち着きもあり、リズミカルな走りで気分が良さそう。直線も鞍上の手は動かなかったが、フットワークを大きく伸ばして1F11秒5。中1週でも引き続き好調をキープしている。
コスモキュランダ
放牧先から7月9日に函館入り。1週前は丹内が騎乗してウッドで5F69秒2―40秒4、1F12秒5。少しモタついた感もあったが、このひと追いでスイッチが入った。今週も丹内を背にウッド5F67秒2―39秒3、1F12秒2。先週よりも明らかに身のこなしが軽くなっており、きっちりと仕上がった。
結論
◎ホウオウビスケッツは5月末から入念に乗り込まれてきた。最終追い切りでは鞍上に促されると瞬時に反応しており、フットワークは軽快そのもの。4カ月半ぶりでも抜かりのない仕上げだ。
△①リビアングラス
②ボーンディスウェイ
③シュトルーヴェ
△④コスモキュランダ
◎⑤ホウオウビスケッツ
⑥ケイアイセナ
△⑦ハヤテノフクノスケ
○⑧ステレンボッシュ
⑨トップナイフ
▲⑩ヴェローチェエラ
⑪ショウナンアデイブ
△⑫アルナシーム
⑬アウスヴァール
⑭アラタ
注⑮ココナッツブラウン
⑯シュヴァリエローズ