勝羽太郎 情報ノート

【勝羽の土曜競馬コラム・高山S】

公開日:2025年8月15日 17:00 更新日:2025年8月15日 17:00

 今週で「競走時間帯の拡大」の4週目。最終週となる。前2週の土曜中京最終レースに管理馬を出していたのが畑端師であった。

 元騎手の師は普段から自ら調教をつけており、拡大期間だと土曜12Rの臨場を終え、午後9~10時に帰宅。翌日曜は朝4時から調教へと出ることになり、「さすがにちょっと疲れました」と苦笑いしていた。ちなみに、今週も日曜中京最終に2頭出しだから3週連続。月曜からは北海道市場でサマーセールも始まる。調教師とは大変な仕事だ。
【中京7R・高山S】 ここはミッキーツインクルが決める。

 前走の関ケ原Sは折り合い面に課題を残す馬らしい④着となった。開幕週の芝二千で前半5Fが61秒7。スローで流れたから後方待機やむなしの競馬となり、当然、後半ラップは上がって、5Fから57秒5―45秒5―33秒9では出番がなかった。また、外に出したかった直線もタガノデュード、ヴィレムの2頭にさえぎられ馬群を割る形。苦しい中での上がり33秒2の脚を使っての④着だから先につながる敗戦だ。

 何より気性面や脚元を考慮し、間隔をあけつつ使ってきた馬が、初めて中2週で連戦できることに体質強化がみえる。前走から1キロ減の55キロなら決めていい。

【中京11R・3歳未勝利】 ◎シャンパンライフは既走馬相手のデビュー戦となった前走が末脚目立つ④着だった。流れに乗れる2戦目で勝ち切る。

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勝羽太郎

 1974年、愛知県で生を受ける。名前の通りのザ・長男。
 大阪での学生時代、暇な週末は競馬場に通い、アルバイトをきっかけに日刊ゲンダイへ。栗東トレセンデビューは忘れもしない99年3月24日。毎日杯の週で、初めて取材した馬は連勝中だったテイエムオペラオー。以降、同馬に魅せられ、1勝の難しさ、負けに不思議の負けなしと、学ばせてもらったことは実に多い。
 グリーンチャンネルでパドック解説をさせていただいているが、パドック党であり、大の馬体好き。返し馬をワンセットで見たい派。現場、TV観戦でもパドックが見られなかったレースの馬券は買わないと決めている。
 余談だが、HTB「水曜どうでしょう」の大ファン。こんこんと湧き出る清水のように名言を連発する大泉洋氏を尊敬してやまない。もちろん、“藩士”ゆえにDVD全30巻を所持。

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