【宝塚記念】大阪杯連覇のベラジオオペラ、今度はGⅠ連勝だ

公開日:2025年6月10日 14:00 更新日:2025年6月10日 14:00

大阪杯は圧巻のレコードV

 ファン投票1位のベラジオオペラがレースでも主軸を形成する。

 3歳時には春にスプリングS、暮れにチャレンジCと重賞で2勝を挙げた。4歳春には京都記念②着から大阪杯に臨み、初のビッグタイトルを手にしている。続く宝塚記念は③着で、秋~暮れは天皇賞⑥着、有馬記念④着と善戦止まりだった。

 その後は放牧でリフレッシュして、今年はぶっつけで大阪杯へ。ここは強かった。デシエルトが離して逃げる展開の中、手応え良く好位を追走した。直線を向いた時もいかにも余裕がありそうで、追い出されると力強く伸びた。残り1F過ぎで先頭に立ち、後続の追い上げを封じ込めてフィニッシュ。1分56秒2は従来のものを一気に1秒も短縮するレコードだ。

 上村師は「前走はためる競馬でいい脚を。ダービーもためて脚を使えてるし、ジョッキーも分かってくれたと思います。スタートセンスが良くて位置を取れるけど、無理なく抑えることもできるのがこの馬のいいところですから」と話す。

 レース後は放牧を挟んで、すこぶる順調に乗り込まれている。先週水曜はCウッドの3頭併せでびっしりと追われて6F80秒4―35秒9、1F11秒0。力強いフットワークだった。

「前日の雨で馬場が重かった割に時計もしっかり出てるし、1週前としてはしっかり負荷もかけられました。当週はジョッキーで感触を確かめてもらう予定。前走がそれでうまくいったし、今回もそのパターンで」

 前走の勝ちっぷりから昨年よりパワーアップしているのは間違いなし。もともと暑さに強くないタイプだけに、これまでよりも2週早く行われるのもプラス材料。GⅠ3勝目に向けて、見通しは明るい。

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