【宝塚記念】一昨年の菊花賞馬ドゥレッツァに魅力たっぷり
公開日:2025年6月10日 14:00 更新日:2025年6月10日 14:00
「二千二百メートルは合ってると思います」(尾関師)
一昨年の菊花賞を制したドゥレッツァ。古馬になって海外遠征(英GⅠインターナショナルS⑤着)で経験を積み、ジャパンCではドウデュースの②着(シンエンペラーと同着)に入った。5歳を迎えた今シーズンはドバイシーマクラシックで③着。そして、次なるターゲットがこの“春のグランプリ”だ。
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――前走を振り返ってください。
尾関調教師 レベルスロマンスに前で残られるようなレースはしたくないなと。力関係的にはそれで押し切れたら勝てるかなというのがジョッキー(スミヨン騎手)との共通認識でした。結果として上位2頭(①着ダノンデサイル、②着カランダガン)が想定よりも強かったと思います。
――その後は。
尾関師 帰国当初は体をすっきり見せてたけど、牧場でしっかり回復して戻ってきてくれました。順調に乗り込んでるし、気も入りすぎず折り合いもついてます。いい状態ですね。
――1週前は横山武を背にウッドで併せ馬(6F81秒1―36秒8、1F11秒3で2馬身先着)を消化しました。
尾関師 コンビを組むのが決まったタイミングで「乗りたい」と言ってもらえたので。負荷をかけたいのはもちろんで走る方にも気を向けたいし、折り合いもつけたいという意図も。そんな中で、イメージ通りの追い切りができました。
――舞台について。
尾関師 二千二百メートルは合ってると思います。以前に走った時(日本海S)もアクシデント気味のスタートから強い勝ち方をしてくれたし、条件的にいいところですね。