勝ったテンカジョウは松山も勢いも

　デビューからの連勝は「８」で止まった。

　１４日（水）に川崎で行われた牝馬限定のエンプレス杯。単勝１・２倍と圧倒的な支持を受けたオーサムリザルトは頭差の②着に敗れた。

　今回はとにかく、勝ったテンカジョウと鞍上の松山を褒めるべきか。

　道中はオーサムリザルトを前に見る形で進み、３コーナー手前あたりで先に仕掛けた。しかも、うまく敵の進路にフタをする感じで、完璧な騎乗だった。

　一方、武豊は先にテンカジョウを行かせたまではよかったが、その後、別の馬にもフタをされて非常に動きにくい位置にはまってしまった。その分が最後の着差に表れたと思える。

　それにしても松山は乗れている。先週土曜はエムズで京都新聞杯②着、日曜はパンジャタワーでＮＨＫマイルＣを勝利。そして今回だ。

　また、テンカジョウは前走の兵庫女王盃からコンビを組んで、これで２連勝。③着がアンモシエラだから、この路線の最強馬と昨年のＪＢＣレディスクラシック馬を負かしたことになる。

　松山がヴィクトリアマイルでコンビを組むのは阪神牝馬Ｓ馬サフィラ。この勢いで今週も……となるか。目が離せない存在になってきた。