【日刊ゲンダイ賞ブルーバードC】ミストレス、クァンタムウェーブ、メルキオルのJRA勢直前リポート
公開日:2025年1月21日 14:00 更新日:2025年1月21日 16:00
22日(水)、船橋競馬場で20時05分発走
あす、22日(水)は船橋競馬場でブルーバードC(JpnⅢ)が行われる。
昨年よりダート路線が整備されて、3歳勢によるダート3冠(羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートクラシック)や、中東のサウジダービー、UAEダービーへと続く重要な一戦だ。サブタイトルは「日刊ゲンダイ賞」。弊社の社杯となっている。
昨年はJRAアンモシエラが制した。羽田盃で②着して、秋の佐賀・JBCレディスクラシックを勝ち切っている。今年もJRA勢に注目して、3頭いる中央勢を直前リポートする。
ミストレス「左回りには良績がある」(金羅調教助手)
4枠④番に入ったのは矢作厩舎ミストレス。キズナ産駒で芝マイルを3戦した。
新馬勝ち、アルテミスS②着からGⅠ阪神JF⑧着の成績だ。
「逃げていますが、自然とハナへ行っている感じ。1F延びても掛かっているわけではないので適性はあると思います。ダートは初めてですが、500㌔ある馬。適性があっても。左回りには良績がありますから」と金羅助手だ。
10日にCウッドで6F80秒8、3F38秒8─12秒6を出し、先週土曜(18日)は3頭併せで最先着。6F83秒9、ラスト11秒2でシャープに動けている。
クァンタムウェーブ「チークピーシズの効果にも期待」(松永幹調教師)
7枠⑦番に入ったのはナダル産駒の松永幹厩舎のクァンタムウェーブ。新馬戦、もちの木賞とダート千八でデビュー2連勝中だ。
「使いたいレースで選出されず、ここまであきましたが順調ですね。坂路、コースともに動き、持っているものはありますよ。ただ、能力はあるけど、抜かそうとしない面があったので、中間はチークピーシズを着けました。感じはいいのでレースでの効果にも期待しています」
松永幹師も期待を寄せる。3日に坂路で50秒9を出し、翌週の9日にはCウッドで6F82秒3、1F12秒3で併走相手に大きく先着した。
「パワフルな馬で地方の砂は合いそうですよ」
指揮官はこうも付け加える。
メルキオル「前走は急仕上げ。中身が違います」(松永幹調教師)
同じ松永幹厩舎で同じナダル産駒のメルキオルは8枠⑨番からのスタートとなる。
ダート2戦2勝。千八ダートの未勝利戦で2秒3も千切り、東京マイルのプラタナス賞でも5馬身差。大器の相すら感じさせる砂の2戦でもあった。
「レースがなく、芝に使ったジュニアCでもいいスピードを見せてくれましたからね。当時はやや急仕上げ。中1週での競馬ですが、しっかりと追えています。馬体重は変わらないかもしれませんが、中身が違いますよ。
この枠ならスピードを生かして先手を取りたい。こちらも期待しています」
中央3頭は本日、決戦の地に向けて、栗東トレセンを出発した。